2019年亥年が明けました。北海道は大雪に見舞われ前途多難。でも大雪の年は豊作と言いますので、農業自給率200%の我が北海道。幸先(さいさき)良しの門出ですね。というわけで本年もよろしくお願いいたします。
初作品は、正絹の少し色焼けした兵児帯からのリメイクです。痛んでいてところどころに穴がありました。
丈を4等分して前後身頃にし、衿ぐり、袖ぐりをくり抜いた布で痛みの所を補強しました。
このポケットもそんなところに出現、写真の向こうがわにもアップリケ(パッチ)した箇所が見えるでしょうか。
兵児帯の由来
昨年の西郷どん、見た方が沢山おられたのではないでしょうか。そこに由来するようです。鹿児島の若い男性のことを兵児というのだそうです。兵隊さんの襷(たすき)にしたと聞いたことがあります。
巾 40~90㎝ 長さ 3m20㎝~4m
縮緬の端絞り 総絞り 紬などで、縫わずにそのまましごいて結ぶ帯です。
なかなか鋏を入れることが出来なかった兵児帯、まずは傷んだ帯からのリメイクです。まだ化繊含め3本ありどんなものが生まれてくるのか、神のみぞ知るです。
参考 製図
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