アンティーク羽織でした。羽織の袖2枚から身頃ができます。
袖の長さ、コートの丈、衿等、その時代によって長さ、形など定義がいろいろあったようです。この羽織は現代のものと比べると少し長いです。現代の袖丈は大体50㎝、こちらの羽織は60㎝位の丈だっただろうと思われます。
袖の全長が130㎝ありました。それを折って見頃にしました。前後差をつけてみました。
前は58㎝、後ろは66㎝の丈に出来上がりました。お尻隠れますね。肩は縫わずそのままです。柔らかい布なので身体に添ってくれます。裃(かみしも)みたいにはなりませんよ。これが絹の良さですね。
縦に縫い合わせた後、二つに折って衿を開けて、袖を付けます。ポケットも柄合わせがぴったりで良い場所に付けることが出来ました。
後は袖、脇を縫うとほとんど完成です。裾、袖口、スリットを始末し、衿はバイヤスで始末します。
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参考
ポケットの大きさは17×17㎝です。
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