1 はじめに
高級丸帯をほどいてみると、芯のまわりを真綿で薄く包んでありました。
軽くてふっくらの謎が解けました。芯自体も軽くてはりがあって麻のようでした。
黒かったり生成りだったりでごつごつした厚地のがほとんどの中で驚きの丸帯の芯でした。それを柿渋で染めておきました。ちょうど良い色合いが出ました。4mほどあるので(巾30㎝)どうにか出来ました。
2 製図
ポケットは好きな位置に好きな寸法でOKです。袖口巾は59㎝です。
3 見積もり
このように裁ったのですが、変更して袖も身頃と同じ布にしました。
4 縫う
背を袋縫いしました。
肩は折り伏せ縫いです。
肩線を縫ってから片方を5ミリほどにカットし、もう一方の縫い代でくるみます。アイロンで押さえ、ミシンをかけます。
脇で袋縫いを説明します。
まず5ミリの縫い代で表から縫います。
ひっくり返して、裏を出して改めて印通り縫います。こちらが袋縫いです。袖を付け、縫い代は共布でバイヤス布を作りくるみました。
たいがい後で気付くことがおおいのですが、傷、穴です。刺し子のチャンスです。
裏から当て布をし刺し子をしました。今回は四角く(5㎝四方)刺してみました。5ミリ間隔のつもりですが・・・微妙です。
5 まとめ
今回はロックでの始末ではなく、袋縫い、折り伏せ縫い、袖はバイヤス布でくるみました。見返しも端ミシン(5ミリ折ってミシンをかける)にしました。
同色に統一って粋ですね。
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