綸子のツルツルした手描きの優しい柄の羽裏からのリメイクです。 止め(留め)と言って着物は脇、衿、袖口などに四つ止め(留め)をします。それをほどく時なのかしっかり止めるせいなのか穴が開いてしまうことがあります。その他にも小穴がありました。 絹糸でステッチをしました。違和感ありません。 こちらはしみがありました。共布を丸く…
沢山集まって(集めて)きた布達の中で着物の裏に使われていたり、羽織の裏、衿の芯等にと使われていた布。色褪せもいい感じ、継ぎ当ての縫い目にも感動、使われて柔らかく薄くなったところも愛おしくて・・・バックの裏にしたり、ポケットにしたりと色々に使ってきました。今回は表舞台に立たせてみたくてチュニックブラウスを作ってみることに…
地厚で柄が複雑、とても高価な着物だったように思います。身頃片方、衽2、かけ衿、衿を剥ぐことで巾を出し、衿の残りをベルトにしました。ポケットも取る事が出来ました。残りは身頃1枚と身頃の残り少々が手元に残りました。同じもの2枚は出来ませんね。 新品の八掛があったので、裏に持ってきました。これで型崩れ、透ける心配もありません…
北海道に大きな地震がおきました。私の所はその日の夜に電気が復旧し、水もガスも大丈夫でほっとしています。被災地の方々大変な思いをしていらっしゃると思います。日頃の備えが不備な私、大切だという事を嫌というほど知らされました。台風、地震などの災害といつ遭遇するかわかりません。皆様気を付けていきましょう。 巾37㎝×高さ26㎝…
1 はじめに 木綿のアンティーク着物の胴裏部分でした。捨てるにしのびず染めたものです。日本手拭くらいの厚みです。 2 製図 後ろです。結構な染ムラです。太陽に当たると変化(濃くなる)のでその楽しみもあります。 裾にアクセントとして刺し子をしてみました。5㎝四方で色を変えてみました。青い色は水で消えるペンの色です。水の付…
1 はじめに 日本手拭の手に持った時の風合いが好きで見つけると抱きしめたくなります。アンティークのものが最高です。 それを夏の暑い日、柿渋染してみました。思い立って鉄媒染も・・・ 黒っぽい色のものは鉄媒染です。柿渋で何度か(一度でも良い)染めてから鉄媒染液に浸してまた干します。(最後は洗います) 2 鉄媒染液の作り方 …
1 はじめに やわらかな羽織裏 ふんわかでいつまでも触っていたい感触です。とても捨てることはできません。 自分のために作る 形にしてあげる お蚕さんありがとう と思いながら作り出しました。 併せた布 両端に房 帯揚げだったのでしょうか。手描きの金魚にぞっこん 名前も入って落款も押されています。見本または飾り用で作られた…
1 アンティーク着物の扱い方 子どもの振袖だったと思われます。古布を扱っているお店で求めました。 発色の良さ、柄の可愛さに迷わず決めたのを思い出しました。ただ汚れとシミが目立ちます。 結構目立ちますね。袖の丸みがくっきりと・・・ まずは縦線のシミはタックをとりぐしをかけてみました。(ピンタック)縦のシミはこれで隠れまし…
胴裏について 袷(あわせ)仕立の着物や長襦袢の裏布のことです。裾(すそ)回しの上部につけますが、男物は通し裏にすることが多いです。(マイペディア検索より) 茶色の布が胴裏でした。広幅の部分もありました。色味の良いこげ茶でまとまってあったので使ってみることにしました。前見頃で使い足りないところは日本手拭の柿渋で染めたもの…