旦那様を亡くされた奥様から形見の着物で何か形に残したいのでとの事で作ることになりました。 これは以前に作ったワンピースを少しだけ変化させたものです。 1 身頃 肩を縫い合わせます。袖も付けてしまいます。脇も縫ってしまいましょう。 3 スカート 巾いっぱいを使い、部分的にギャザーを寄せました。裾も始末してしまいましょう。…
羽織からカツカツで出来ました。小穴があちこちあって・・・ 留めの跡でしょう。 こんなふうに処理してみました。刺し子糸です。お花みたいに丸く刺してあるのがわかるでしょうか。 7ヵ所ありました。違和感なしでいい感じです。 このサルエルパンツ、あっという間に出来てしまいます。とっても楽でおしゃれ、やめられませんね。 ちなみに…
ウールの着物でした。後ろは広幅でしたので背に縫い目が無く作る事が出来ました。裏はアンティークなメリンス、着物だったのでしょうか。薄くなっていて使うのを迷ったのですが、魅力的な色と柄に押されてパッチをしてでも使いたいと決行することにしました。 1 フードの縫い方 フードは衿を作って本体と見返し(裏)に挟んで縫う同じです。…
ベストが続きます。 布が足りず、逆に布併せを楽しみました。迷ったら同系で・・・ どれも極上の紬 薄くてなめらかで軽い。裏は道行コートの裏だったと思います。趣味の良い作品となったようで嬉しくなりました。 これからの季節にはおって暖かく、重ね着でおしゃれに、体型カバーにと大活躍してくれること間違いなしですね。…
亀甲の柄が粋な大島紬の着物からベスト作りました。以前にチュニックを作りその残りで作ることが出来ました。 以前にベストを作りました。(作り方を載せています)そこから巾出しをして今回作りました。 後ろダーツもはぶきました。 裏は紬の着物についていた八掛を併せてみました。強烈な印象、好きですね。 ボタンホールが一番ドキドキす…
時間だけはたっぷりかかりました。今やタイムイズマネー 好きだから出来るということですね。 扇面の刺し子と七宝 どこまで刺したらいいか・・・ ここで思いとどまりました。 内袋は木綿の長襦袢用の布だったのではないでしょうか。古いものです。口布(見返し)には男物袴を使いました。仙台平でしょうか。堅い、バリバリですが更に厚地接…
以前にベストを作りました。それを気にいって下さった方から、もう少し大き目ということでご依頼がありました。 その巾出しの方法を載せたいと思います。 ① 衿ぐり部分の半分 ② 肩の部分の半分 ③ ②から脇までを3等分 その位置を赤線にしました。そこを切ります。 巾を出す寸法、例えば6㎝だとすると2㎝ずつ拡げて線を引き直しま…
羽織だった濃い紫(アンティーク) おとなしい柄が素敵な付け下げの着物 これらを使い、前回のロールカラーチュニックを作った残りでカーディガンのようなものを作りました。 2年も前でどのように作ったかは忘れてしまいましたが、背に衽の柄をもってきて統一感を出したのは覚えています。 使い切った1枚でした。
2016年作が続いています。布をどう活かそうか一番悩むところですが、これも楽しい作業です。出来た時の感動が一入(ひとしお)ですから。 ピンとくる布は出来上がりが見えてくるのですが、どうしても残ってしまう布、イメージが湧かない布も生かしてあげたいですね。 私は迷ったら同系色の組み合わせにすることにしています。もしくは無彩…
若い時に作ったアンサンブルの着物をどうしようか・・・ 最近はそのような方が多いですね。 一度も袖を通さずにいたのだそうです。処分しようか迷っていらしたようですが、デイサービスに着て行きたいということでリメイクをされました。 着物と羽織で見積もってどうにか3枚出来ました。 柄合わせが大変でしたがとても喜んでいただけました…
色無地2種、小紋のいずれも縮緬を組み合わせたチュニックです。 ロールカラーとカフスがポイントです。今思うと随分大胆なものを作ったものだなと思います。 着物の布地のなせる業でしょうか。 にほんブログ村
2016年作のものです。 縞の紬と衿元はお召しを使いました。沢山作ったのですが、すっかり忘れています。 布の出会いを待ちましょうか・・・ にほんブログ村
寒い季節になりましたね。北海道は雪の便りがチラホラ聞こえています。 只今頼まれたものを制作中で許可がおりないとアップできないので以前に作ったものを載せたいと思います。 これは2016年に製作したものです。 どんな方が着てくださっているのでしょう・・・ 私もほとんど古布和布・着物リメイクの服を着て毎日過ごしています。快適…
布整理をしていていつも気になっていたこの銘仙の布団側、男物縦絽の着物と組み合わせて今回バルーンチュニックを作ってみました。 1 見積もり 布団からはずして洗ったものと思われます。銘仙です。絹かなと思うのですが、混じりかも。よくわかりません。多少傷、シミもありました。二つ折りしたところ丈が80㎝ほどのチュニックを作ること…
いろいろなものを解いていると、いい柄、素材に感激することがたびたびあります。 見えない所におしゃれをする和の心の代表の羽織の裏ですが、この度作ってみることにしました。 重陽の節句(9月9日)が済んだばかりですね。偶然大輪の菊の柄をほどきました。これも出会い、ボディさんに当みると、うーん素敵。そんなので出来た作品です。花…
大作です。随分時間がかかりました。(そういう意味での大作です。) 刺して刺して刺して が全てです。 1 今回はまちを付けるバックを作ってみる事にしました。今一出来上がりの大きさがピンと来ない状況、数え切れないほど作っているのですが・・・ちなみに底は丸帯芯でまちは名古屋帯の芯です。(柿渋染) 2 まずまちを底部分に付…
軽くて薄くて柄が細かい小花の貴重な泥大島が少し残っていました。ある日アンティーク留袖の衽部分が出てきました。先に小さな松の模様が・・・ 創作の神様降りてきてくれました。 松模様の布は留袖の裏部分、衽に当たる部分だったように記憶しています。裏に模様とは、裾さばきの時にチラッと見えたのかな。これぞ日本(和)の粋ですね。留袖…
銘仙のアンティーク着物と黒の縮緬の羽織からのリメイクです。以前にも作ったのですが、その時は銘仙を沢山剥ぎ合わせて作りました。今回は銘仙の着物6巾です。ほとんど作り方一緒ですので作りたい方は前回のを参考にしてくださいね。 まず30㎝ほどの布が何枚か残っていたので、それを6枚剥ぎ合わせました。それに黒の縮緬の羽織を併せるこ…
着物、羽織などをほどいた後、糸くずをガムテープで丁寧に取り除いていきます。 その後、洗濯機でネットに入れた反物を普段通りに洗います。(私の場合です) 脱水直後アイロンをかけてから陰干し(家の中)します。アイロンをかける時、表の印とシミの酷いところとをしつけ糸でつけます。私の場合は糸端が出ている方が表です。この時裏表を逆…
アンティーク羽織でした。羽織の袖2枚から身頃ができます。 袖の長さ、コートの丈、衿等、その時代によって長さ、形など定義がいろいろあったようです。この羽織は現代のものと比べると少し長いです。現代の袖丈は大体50㎝、こちらの羽織は60㎝位の丈だっただろうと思われます。 袖の全長が130㎝ありました。それを折って見頃にしまし…