アンティーク着物からタックサルエルパンツを作りました。とてもおしゃれで機能的、そして楽ではくと楽しくなるパンツです。 前パンツ2枚 後ろパンツ2枚 前ヨーク1、 見返しは 前ヨーク1 後ろ見返し2で出来ています。 1. アンティーク着物 小紋 2. 布を裁つ 横幅は最大50㎝位あります。着物1枚は大体35~36㎝ですか…
軽い十字絣の織の雨コート(おしゃれコートかもしれません。数着る人で度々着ていたのかもしれません)でした。洗った後はパリッして固いのですが、日が経つごとに柔らかくなっていきました。上質のものではないかと思います。 織りのコートというのもめずらしく通の方が着ていたのではと感じました。絹というのは身体の馴染みといい、軽さとい…
パンジャビを3枚続けて作ってその最後です。 ウールだと思うのですが、柔らかくてチクチクしないし照りがあるので絹も入っているのかもしれませんね。交織というのでしょうか。寒い季節ウールは暖かくて重宝しそうです。以前たっぷりサルエルパンツをこの布で作りました。アンサンブル(着物と羽織のこと)だったのでたっぷりの布を確保、心お…
前回作ったのと形は同じですが、丈が少し短く背で測って85㎝ほどあります。 ウールの着物は虫食いが多く見受けられます。ダメかなと思いきや私の大好きな襤褸(らんると呼びます ぼろ)の世界だと成長株・・・ そうか最後まで形にして大切に着てあげるのがいいなと思い直して作りだしました。 共布を丸く切って上に乗せてチクチク・・・ …
日本手拭と浴衣を両方とも柿渋染をしました。柄に添って刺し子 ポケットにマッシュルームをぼかしの刺し子糸でしてみました。 同じ色糸を使わないとダメなのかと思っていましたが、そうでもないようです。柿渋染をすると布がパリッとします。着ていくとお日様に当って更に濃くなっていきます。そして柔らかく身体に馴染んできます。そして全体…
風呂敷と布団側で作りました。 寿の文字がすっかり気に入ってどこかに出番がないかな・・・ かなり育った緑色の布団側と併せることに決定。でも足りない・・・ ただの茶では面白くない・・・ でこの紫がかった茶の風呂敷に白羽の矢が立ちました。 どうにかワンピース作ることが出来ました。一つ一つの作業の度、 遠目で見たりあれやこれや…
古い風呂敷 私の弟が高校の寮に入る時に荷物を包んだと思われる形跡が見つかりました。 ネームが付いていたからです。多分今はもういない母の文字で名前が書かれていました。その時の光景が目に浮かびました。かれこれ40年も前のことです。千鳥の刺し子と小穴にパッチ。ポケットに茄子の刺し子。 思い出が報われる気がしました。こちら側は…
5. ポケット ポケットを作っておきます。 6. 袖 肩を縫い合わせたら袖を付けます。(詳しくはこちらにあります。) それから袖下、脇を縫います。ポケットを付けます。(ポケットは別の機会に詳しく載せたいと思います。) 7. 仕上げ 裾、袖口を三つ折りをして縫います。スリットにステッチをかけます。でほぼ完成です。 全体を…
4. 布の補修 全部仕上げてからでも刺し子は出来ます。でも全体のバランスがわかれば見頃単品のままで刺した方が楽です。 蝶の刺し子(小穴のカバー) 後ろ見頃です。ぼかしの刺し子糸を使いました。 チャコペーパーの上に型紙を置き、その上にセロファン(買い物をした時についてくる透明の袋です)を乗せてボールペンでなぞっていきます…
1. 布選び お客様からチャイニーズ風衿のワンピースを作って欲しいというお話をいただきまして、それならばということでもったいなくて使えなかった藍染無地を出してきました。 蚊絣、絵絣、麻と私の少ない収集品の蔵出しです。 2. 裁ち方 どう使おうか ここが一番脳が活性化する時間です。糸印の所は小穴です。虫食いですね。無地の…
色が褪めているのがわかりますか? 右袖はピンクっぽいですね。本来はその色でした。化学染料と違い太陽に当ると色が変わります。それも又良しで楽しめたらと思います。 とても着物だったとは思えないコートです。 着心地は絹ですから軽くて身体に馴染む優れものです。
作り方 肩、脇、袖の縫い代にロック又はジグザクミシンをかけます。 1. 肩 前後身頃の肩を合わせて縫いアイロンで開きます。 2. 袖 袖を身頃の袖ぐりにつけ縫います。(この時印から印までを縫います。)アイロンをかけ見頃側に倒します。ロックで始末します。 3. 袖下と脇 袖下から脇にかけて縫います。アイロンで開きます。裾…
ほどきと洗濯 着物は縫い終わった順番に添ってほどきます。かけ衿→衿→袖→衽→見頃です。ほどくと8枚の布となります。 34~36㎝の巾の布が4枚、18㎝位の巾の布が4枚となります。ガムテープで糸くずをとっておくと後が楽です。 洗濯は諸説ありますが、私はネットに入れ洗濯機で普通に洗っています。そして脱水直後アイロンをかけて…
藍染に惹かれまず布を集めてみました。が、足りない・・・ 沢山ある風呂敷を活用出来ないか? おそるおそる合わせてみる。 今度は刺し子 どこまで刺す? などなど迷走しながら作ったなつかしいチュニックです。 風呂敷に光を当てるきっかけになったこの作品 沢山たまっている大判さん 待っていてね。
古いものですが新品の絣がありました。鋏をなかなか入れられず悩みに悩んでやっと形となったものです。 藍染無地も買ったままでややしばらく。この度やっと日の目を見ることになりました。育った(色、褪せ、小穴などを見て年数やら使い込み具合を言う)藍染無地で色も少し褪せていいかんじ。小穴には裏を当てて蚊取り線香の模様を刺し子し、ア…
なかなか手に入らない絣 この手は特に。 見てても みあきない・・・ 藍染の妙ですね。赤い蚊帳の飾りがよく合います。 制作意欲 満々。 ポケットの日本手拭の柄は昭和のお米の値段が書かれていました。大切に出番待ちをしています。 和布リメイクはおもしろい!!
布選び 洋服等を作った時に出る端切れ どんなに小さくても捨てる事が出来ません。 同じような寸法の布を縦横の布地を合わせ乍らミシンではぎました。縦地、横地はご存じと思いますが耳と平行が縦地、耳と垂直が横地となります。これをしないと後々ゆがみの元となります。(引っぱってみると縦は伸びません。横は伸びます。) 縫い代の所に刺…
アンティーク帯からのリメイクです。ぼたんの花の図柄とともに色の見事さに驚きます。粋ですね。下二つのバックは丸帯からのリメイクです。開くと66㎝ほどになり一枚となっている状態から作りました。無地の部分が帯の裏側でした。織りの見事さに目を見張ります。 丸帯を中心に両脇は塩瀬の九寸名古屋帯を使いました。 随分作りました。この…
縮緬は重みもあって落ち感が素敵です。 ドレープが綺麗に出ます。綿でも面白いものが出来ますがはいていてもとても気持ちが良いのがやはり絹ですね。脇に5か所ほどタックをとっています。それが丸いフォルム(形)となっています。お腹の所にもタックをとっています。これが縦線のドレープとなっています。 絹は軽くて肌になじむので身に付け…
布の割り振り 男物長襦袢でした。透け加減が絹の一番糸で作られていることを表しています。ふわふわでつるつるです。 ここで一番に考えるのは布をどう置こうか、ということです。これは東海道五十三次を図案化したものと思われます。広重とありましたから。 肩にかけた時に柄がさかさまにならないようにと思って中心で剥ぎました。 2点目は…