地元の芸者さんの着物だったもの 一味違うものでした。 その布を集めストールにしてみました。 ふっくらやわらか そして張りもある 柄のすばらしさ 色の優しさ 溜息が出ます。 わずかに残っている小さな端切れ 今度は何を作りましょう。
色、柄も良くて軽い これぞ絹の妙味 作務衣が欲しいお客様に気に入っていただけて着工となりました。 作務衣は着物の仕立の技術が必要で特に衿は難しい。時間がかかってしまいましたが無事仕上がりました。 先日、アンティークの着物から作ったサルエルパンツを買ってくださったお客様がいて、「着物に興味があるのですが、まずは着物に触…
竹が見事な大判風呂敷 90~100㎝四方あります。(いろいろ寸法あります) どちらも巾はなんとか間に合いました。丈が少々足りず裾で足しました。 竹の柄をどうつなげるか・・・ 柄合わせが悩みどころです。 一枚から前も後ろもとると繋がりが良いことがわかり風呂敷2枚を中表に合わせて広げ、前パンツをとった後、脇がつながるように…
6. ポケットの作り方(シームポケット) ポケット布を作ります。左側が前ポケット分で右側が後ろポケット分です。同じなのですが、後ろ分の縫い代が5ミリほど多いです。 ポケット口の所に伸び止めテープを貼ります。 前ポケット布 脇を縫いますが、ポケット口を残してミシンをかけアイロンで開きます。 前パンツ縫い代に前ポケット布を…
アンティーク着物からタックサルエルパンツを作りました。とてもおしゃれで機能的、そして楽ではくと楽しくなるパンツです。 前パンツ2枚 後ろパンツ2枚 前ヨーク1、 見返しは 前ヨーク1 後ろ見返し2で出来ています。 1. アンティーク着物 小紋 2. 布を裁つ 横幅は最大50㎝位あります。着物1枚は大体35~36㎝ですか…
軽い十字絣の織の雨コート(おしゃれコートかもしれません。数着る人で度々着ていたのかもしれません)でした。洗った後はパリッして固いのですが、日が経つごとに柔らかくなっていきました。上質のものではないかと思います。 織りのコートというのもめずらしく通の方が着ていたのではと感じました。絹というのは身体の馴染みといい、軽さとい…
パンジャビを3枚続けて作ってその最後です。 ウールだと思うのですが、柔らかくてチクチクしないし照りがあるので絹も入っているのかもしれませんね。交織というのでしょうか。寒い季節ウールは暖かくて重宝しそうです。以前たっぷりサルエルパンツをこの布で作りました。アンサンブル(着物と羽織のこと)だったのでたっぷりの布を確保、心お…
前回作ったのと形は同じですが、丈が少し短く背で測って85㎝ほどあります。 ウールの着物は虫食いが多く見受けられます。ダメかなと思いきや私の大好きな襤褸(らんると呼びます ぼろ)の世界だと成長株・・・ そうか最後まで形にして大切に着てあげるのがいいなと思い直して作りだしました。 共布を丸く切って上に乗せてチクチク・・・ …
日本手拭と浴衣を両方とも柿渋染をしました。柄に添って刺し子 ポケットにマッシュルームをぼかしの刺し子糸でしてみました。 同じ色糸を使わないとダメなのかと思っていましたが、そうでもないようです。柿渋染をすると布がパリッとします。着ていくとお日様に当って更に濃くなっていきます。そして柔らかく身体に馴染んできます。そして全体…
風呂敷と布団側で作りました。 寿の文字がすっかり気に入ってどこかに出番がないかな・・・ かなり育った緑色の布団側と併せることに決定。でも足りない・・・ ただの茶では面白くない・・・ でこの紫がかった茶の風呂敷に白羽の矢が立ちました。 どうにかワンピース作ることが出来ました。一つ一つの作業の度、 遠目で見たりあれやこれや…
古い風呂敷 私の弟が高校の寮に入る時に荷物を包んだと思われる形跡が見つかりました。 ネームが付いていたからです。多分今はもういない母の文字で名前が書かれていました。その時の光景が目に浮かびました。かれこれ40年も前のことです。千鳥の刺し子と小穴にパッチ。ポケットに茄子の刺し子。 思い出が報われる気がしました。こちら側は…
5. ポケット ポケットを作っておきます。 6. 袖 肩を縫い合わせたら袖を付けます。(詳しくはこちらにあります。) それから袖下、脇を縫います。ポケットを付けます。(ポケットは別の機会に詳しく載せたいと思います。) 7. 仕上げ 裾、袖口を三つ折りをして縫います。スリットにステッチをかけます。でほぼ完成です。 全体を…
4. 布の補修 全部仕上げてからでも刺し子は出来ます。でも全体のバランスがわかれば見頃単品のままで刺した方が楽です。 蝶の刺し子(小穴のカバー) 後ろ見頃です。ぼかしの刺し子糸を使いました。 チャコペーパーの上に型紙を置き、その上にセロファン(買い物をした時についてくる透明の袋です)を乗せてボールペンでなぞっていきます…
1. 布選び お客様からチャイニーズ風衿のワンピースを作って欲しいというお話をいただきまして、それならばということでもったいなくて使えなかった藍染無地を出してきました。 蚊絣、絵絣、麻と私の少ない収集品の蔵出しです。 2. 裁ち方 どう使おうか ここが一番脳が活性化する時間です。糸印の所は小穴です。虫食いですね。無地の…
色が褪めているのがわかりますか? 右袖はピンクっぽいですね。本来はその色でした。化学染料と違い太陽に当ると色が変わります。それも又良しで楽しめたらと思います。 とても着物だったとは思えないコートです。 着心地は絹ですから軽くて身体に馴染む優れものです。
作り方 肩、脇、袖の縫い代にロック又はジグザクミシンをかけます。 1. 肩 前後身頃の肩を合わせて縫いアイロンで開きます。 2. 袖 袖を身頃の袖ぐりにつけ縫います。(この時印から印までを縫います。)アイロンをかけ見頃側に倒します。ロックで始末します。 3. 袖下と脇 袖下から脇にかけて縫います。アイロンで開きます。裾…
ほどきと洗濯 着物は縫い終わった順番に添ってほどきます。かけ衿→衿→袖→衽→見頃です。ほどくと8枚の布となります。 34~36㎝の巾の布が4枚、18㎝位の巾の布が4枚となります。ガムテープで糸くずをとっておくと後が楽です。 洗濯は諸説ありますが、私はネットに入れ洗濯機で普通に洗っています。そして脱水直後アイロンをかけて…
藍染に惹かれまず布を集めてみました。が、足りない・・・ 沢山ある風呂敷を活用出来ないか? おそるおそる合わせてみる。 今度は刺し子 どこまで刺す? などなど迷走しながら作ったなつかしいチュニックです。 風呂敷に光を当てるきっかけになったこの作品 沢山たまっている大判さん 待っていてね。
古いものですが新品の絣がありました。鋏をなかなか入れられず悩みに悩んでやっと形となったものです。 藍染無地も買ったままでややしばらく。この度やっと日の目を見ることになりました。育った(色、褪せ、小穴などを見て年数やら使い込み具合を言う)藍染無地で色も少し褪せていいかんじ。小穴には裏を当てて蚊取り線香の模様を刺し子し、ア…
なかなか手に入らない絣 この手は特に。 見てても みあきない・・・ 藍染の妙ですね。赤い蚊帳の飾りがよく合います。 制作意欲 満々。 ポケットの日本手拭の柄は昭和のお米の値段が書かれていました。大切に出番待ちをしています。 和布リメイクはおもしろい!!