浴衣のリメイク 普天王と書いた文字見えますか。これはお相撲さんから頂いたものなんだけどと言っていただいた新反でした。 色も良し、柄も力強い蝶の模様(蝶は高く舞い上がるという縁起の良い文様です) 大切な布達、仕上がってみるまでどんなものになるかわかりません。裁つという作業は見切り発車の状態でのスタートとなります。いつもそ…
浴衣について 夏の風物詩はなんといっても浴衣姿です。肌にべとつかず、さらりとした着心地の浴衣は夏に最適のものです。綿が主流です。 コーマという浴衣の高級品として知られているものもあります。普通のものより上質の綿糸をさらに細かくより、織り上げたもので着心地もよく耐久性もすぐれています。(薄地でやわらかく馴染みが良いです。…
ストールを作りました 蚊帳をほとんどそのまま で ストールとなります。 切り口の糸を少々ほどき広巾をそのままに仕上げました。 木綿ですので肌触りもとても良いですし、何より色が優しいですね。 チュニックを作りました 広幅を縦二つに折って首部分を切り取り藍染古布のバイヤステープを作って衿の始末をしました。 藍染古布がアクセ…
蚊帳の洋服 逃げる という感覚がぴったり そう逃げるんです。 「作ってあげるよ」なんて思っていたら大間違い だんだん「作らせて下さい」という心境になってきます。 印付け 直線の場合 どうしたものか思い悩んだ末、私は糸を抜くという方法で作っています。要は縦目、横目を通すということですね。1本糸を引く(抜く)とそこが直線の…
蚊帳の扱い方 最初は麻のごつい緑色の蚊帳をいただくところから始まりました。どう扱って良いものかわからなくていろいろと調べてみました。すると漂白する、というのを見つけました。で、何もわからない人の特権 えいっとやってみたわけです。 ハイター(漂白剤だったら何でもよいと思います。)の薄め液に浸けてみるとあっという間に色が抜…
蚊帳の楽しみ方 2015年の作品を何点か紹介したいと思います。 これは蚊帳を一部に使ったものです。 透け感を利用して飛び柄の帯のお太鼓の部分が見えるようにしてみました。下の作品はポケットを泥大島の布で作り貼り付けました。 柿渋染したものと泥大島は色合いも似ていて併せやすいです。蚊帳1枚では頼りないかなと思うので裏を付け…
ヤフーオークションで見つけた古い手 柿渋を縫って色と艶を出しての出番待ち。さらにアンティークっぽくなったようでうれしくなりました。 併せてみた布は藍染古布と蚊帳(これは以前に柿渋で染めてあったものです)。蚊帳は二重にして丈夫にしました。透け感は今一かもしれませんが。刺し子が効いています。 飾りは手芸店に手頃な粘土が色々…
大漁の文字が効いています。これもインパクトありですね。もう1枚のシャツからのリメイクです。 2点目のショルダーバックです。上下の写真で。 これで3点目 2枚シャツの残りの布での制作となりました。 カフス4枚を剥ぎ合わせ足りない寸法を上下の布でカバーしました。 袖部分と残り布でこちらの面は出来ています。このポケットはヨー…
ショルダーバック1点目 注文者様の希望に沿ってのリメイクでした。3点の内の1点目で形はすべて同じです。 まずは解くところから始めました。模様の出し方を考えて剥ぎ合わせステッチをかけました。ポケットはそのまま活かして、付ける場所もご希望の通りです。 手はシャツの手を縦に切り繋ぎ合わせて130㎝×12㎝とタブの部分もとりま…
過去のリメイク 2013年から2014年にかけて作ったシャツ2枚です。 この度さらにこのシャツからショルダーバック3点をというご依頼がありました。リメイクのリメイクということになります。 なかなか手に入らない大漁旗 この時何枚か購入することが出来ました。昔舟を持っていた方からのご厚意でした。 さすがにインパクトがあり…
柄のデザイン 皆さん身近に気になる布があったら作ってみませんか。 大漁旗で洋服を作ったあとの残り布で作ってみます。亀さんがポイントです。 亀さんあそこにいますね。表と裏あとは紐の部分があれば出来てしまいます。 他に用意するものとしては、固め接着芯 少々、タグ金具 1個、裏生地(表と同じ大きさ) 型 紙 この大きさが使い…
チュニック 風呂敷にも色々な柄があります。「あらら これは志向さんの仏シリーズのプリント 面白いものになりそう」と柿渋染をして制作となりました。 後の茶色の方も丸紋に感動。これは洗濯をしてそのままの使用となりました。悩むのも楽くて色々アイデアが浮かんできますが、あまり切り刻みたくない。なるべくこの図柄そのままに。という…
大判風呂敷を使って わりとどこの家にもある大判風呂敷 それが意外に良い素材となります。大判なので寸法を気にせずたっぷりと使える。紋、文字など模様が和に通じていて出来た時にインパクトが大である。例えばバックにパンツ、ワンピースなどにすると地厚の木綿が後押ししてくれて出来映えがします。 柿渋染は好みでしたりしなかったりです…
帯芯を使って 丸帯に入っている地厚な芯にも色が様々です。黒っぽいもの 生成りのもの 白いものと。 この帯芯は白くて夏のイメージだなと感じて出来た作品です。 真ん中に折り目の跡がありますがそれも味 四角の布の所はシミが少々ありで隠し 少し寂しいのでひし形を二つ。底は名古屋帯用の帯芯を柿渋染めしたものを持ってきました。 刺…
染める方法は調べてみるといろいろありました。でもそんなに神経質にならなくても大丈夫。5分ほど漬けて干す。これで基本私はいけてます。 下準備 汚れのあるものは洗濯をします。脱水したままで液に浸しても大丈夫。 汚れのないものはそのまま浸します。 液の濃度 好みですが、ムラが無いようにと思うと4~5倍に薄めて何…
柿渋染のバック 夏は柿渋染めに最適です。浸して干す 乾くときに色が出る という簡単なものです。 ただ日光の力が大事 カーッとお日様が照ると色が濃く染まるからです。このバックの材料に使われている帯芯は2年ほど前に染めたものです。最初はゴツゴツと堅いのですが、段々柔らかくなじんできます。そして更に色が変化してきます。これも…
リメイクとの出会い 着物を着ることが特別な事になってしまったこのごろですが、最近日本の伝統を見直す動きが見受けられ復活しているように感じます。お客様のおばあちゃんの着物、お母さんの振袖などを成人式その他で着付けをさせていただくことも多々あり微笑ましく嬉しく感じます。大切に着て行く。これが一番です。 でもその中で、寸法の…
大漁旗を使って 材料は様々あります。着物はもちろんですが、大漁旗、藍染無地、藍染型染、日本手拭い、大判風呂敷、帯芯等楽しめるものが沢山あります。 今回は大漁旗と木綿の胴裏を柿渋で染めて、刺し子をほどこした裾すぼまりパンツを載せてみました。作り方はおいおい載せていきたいと考えています。