木綿の着物のリメイク 皆さん一度は着てみたいのが縞(しま)の着物。普段おしゃれに、粋に、着てみたい一品です。 この着物は麻の葉をはじめ和の文様がちりばめられた大き目な縞模様で、材質も木綿だったため後の手入れが簡単ということでエプロンを作ってみました。 肩が片方だけなので簡単かと思いきや、右の布なのか左なのかこんがらがり…
天竺の風呂敷について 昔、母が天竺(てんじく)とよく言っていました。インドのことですね。そこから伝わったからでしょうか。 やや厚手の平織り木綿で、 元インドの古称、天竺 地方より輸入した事からの呼び名です。 重いもの向き、実用の風呂敷です。(ヤフー検索より) 地厚の糸味の良い木綿で色が又リメイクにはもってこい、創作意欲…
年代別の着物の色について 着物選びの時、昔は年代で色使いが大体決まっていたように思います。若い年代の人の場合、赤、ピンク、オレンジ、黄色、ひわいろ(黄緑)等と帯も帯揚げも帯締めも全て明るい色で揃えていました。着物を見れば年代がわかる、そんな感じでした。 若い人は赤い色を好んで着ていたように思います。(全身真っ赤という具…
銘 仙 アンティークの代表選手です。柄が大胆なものが多く薄地、つるつるで肌触りがとても良いものです。グリーンの布がどちらも銘仙です。 泥大島 茶色いものを泥大島と呼びます。他に色大島、白大島、夏大島などがあります。 今回の作品について 銘仙と泥大島の組み合わせのストールを作ってみました。趣き…
今回の作品について 少しの布も捨てられず・・・病です。 きっと皆さんもそうでしょうね。 まずは着物を着るのが一番 着られない着物も大事 そんな処分待ちのものを身の周りの使うものにリメイクして楽しむ、これも一興ですね。 羽織の布 羽織をほどくと袖口の所に裏布がついています。10㎝×50㎝位でしょうか。それとまち(脇のとこ…
ピンクの作品 一時随分流行ったバルーンスカートを作ってみました。羽織か着物かどちらかからのリメイクです。裏付きです。 裏も着物の胴裏(白)を使っています。 紫の作品 こちらはお姑さんがお嫁さんに自分の着物を使ってリメイクをしてあげたいとご依頼がありました。 布を残さないようにとストール、ベルトをセットで作りました。紬で…
絞りの入った錦紗(きんしゃ)と呼ばれる着物でした。 柔らかくて軽く身体に馴染みの良い着物です。肩は直線縫いの簡単なもの。 スカート部分は何枚か繋ぎ合わせ布を筒状にしたものを肩部分と中表にはいで出来上がりとなります。 絹はすべり、やわらかいのでミシンはかけずらいです。しつけをこまめにしたり、耳を上手に利用すると良いでしょ…
紬について 紬糸で織った着物のこと。 紬の一般的な特徴として、糸の太さが不揃いな節のある糸で織るため、粗剛で光沢に乏しいものですが、絹織物独特の底光りのあり渋さがあり、地質、染色が堅牢で、着るほどに肌に馴染む性質を持っています。(小林豊子着物学院教本より) 着物には染の着物(正式な時に着ることが多い)と織り(おしゃれ着…
胴裏について 袷(あわせ)仕立の着物や長襦袢の裏布のことです。裾(すそ)回しの上部につけますが、男物は通し裏にすることが多いです。(マイペディア検索より) 茶色の布が胴裏でした。広幅の部分もありました。色味の良いこげ茶でまとまってあったので使ってみることにしました。前見頃で使い足りないところは日本手拭の柿渋で染めたもの…
日本手拭からバンダナにリメイクするというお仕事が入りました。 とっても粋な男性の方からのご依頼です。リフトバンドも一部入っています。(てっこ?腕に巻くものですね。こはぜが付いています。既製品に日本手拭の布を貼りました。)ズボンの裾からバンダナにというのも2本入っています。 作り方 出来あがり寸法 前約6×40㎝ 後ろ3…
絣について 絣(かすり)は、織物の技法の一つで、絣糸(かすりいと)、すなわち前もって染め分けた糸を経糸(たていと)、緯糸(よこいと、ぬきいと)、またはその両方に使用して織り上げ、文様を表すものである。(ヤフー検索より) 糸の状態の時に染め分けしてからそれを織り上げ模様を出していく大変地道な作業の織物です。丈夫な為、作業…
喪服からのリメイク 上質の縮緬の喪服の反物でした。地厚でしっとり重みのある絹です。とっても鋏が入れられず数年が経過。すでに自分の喪服、親族の喪服はある。もういらない。ということで一大決心のリメイクとなりました。 絹はドレープが綺麗に出ます。絹の特徴です。 黒一色も寂しいかなと思い、石持ち(紋を染める白抜きの所)にアップ…
布の合わせ方 どうしても半端に残る布が出ます。片づけてしまいたいけれど布の組み合わせに大変で時間をとられます。 材質、色、柄と色々考えなくてはならず、出しては合わせ、しまっては又出す。の繰り返し・・・ で、私の場合は 材質はなるべく同じ素材 例えば縮緬と縮緬、綸子と綸子など 色合わせに困ったら無彩色で合わせる。黒、白、…
こちら北海道は寒い風が吹いてきて長袖の時期がきました。最近流行しているこの形。 たっぷりの身幅とゆったり袖はどんな体型の方にも合い、シルエットも綺麗です。作るのも袖山も無くてとても楽です。リメイクをしてみたい方にお奨めしたい形です。 ドルマンスリーブについて ドルマンスリーブとは、袖ぐりが深く、袖口に向かって細くなって…
夏物着物について 夏物とは6月15日から8月いっぱい着る着物とされています。透ける着物で帯、帯揚げ、帯締めもそれに類します。 透ける着物とは絽、紗を言います。絽は横縞に織られている布で仕立てられています。紗とは下の2点の作品のようなものを言います。絽は正式な時に着る着物(例えば色無地、喪服など)に対して紗はおしゃれ着、…
制作前の準備 芯を抜いてみたらしっとり縮緬のような風合いで柔らかい布地、それと赤の色味が好きで、これはブラウスにしたらとひらめき早速作ることに。名古屋帯は30×360㎝ 前見頃は布地を横に使って裁ちました。後ろ見頃は丈分しか残らず縦地にして留袖の布を剥ぎました。足りない時は同じような性質の布を持ってきて併せます。 &n…
アンティーク留袖について 昔は着物は年代によって全体の柄行きが違いました。 若い人は大きめの柄を豪華に 中年は少し華やかに 晩年の方は裾模様を上品に小さめに柄付けしました。 そんな日本人の心遣い とても粋だと思いませんか?若い人に花を持たせる 年配の人は控えて見守る そんな奥ゆかしい心が好きです。 今回の作品 留袖と聞…
アンティーク着物(アンティークきもの)とは 昭和初期以前に作られた着物(和服)のうち、特に状態の良いものを指す。 大正ロマンや昭和モダンと呼ばれる花柄や幾何学模様、アール・デコを意識したデザインなどが近年のレトロブームで再評価されている。アンティーク着物は日本人が日常的に着物を着ていた頃に制作されたものであり、縫製や染…
2013年に作った名古屋帯からショルダーバックです。抽象画のような柄、色合いの良さに惹かれ出来た作品です。 このような複雑な柄が出来てしまう日本の技術は素晴らしいです。眠らせておくのはもったいないと誰しも思うことですね。これは耳をそのままに使いました。輪にしただけです。底は別布を挟み込みました。入れ口は帯の別の部分を同…
帆前掛けについて 藍染である。文字が入っている。 手の柄が独特。地厚である。木綿である。インパクトがある。などなど 帆前掛けで出来た作品は存在感たっぷりです。大好きな素材です。 タブに蚊帳のリング(白)を使いました。前の飾りに古布藍型染めを少々、おかめの手作りの飾りを下げでみました。 藍と柿渋染はよく合いますね。 ショ…